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 震災から7年が過ぎた12日、岩手県陸前高田市の米崎小学校の校庭で遊ぶ子どもたちのそばで、仮設住宅の解体が進んでいた。

 震災後、校庭のほとんどが60戸の仮設住宅で埋まり、運動会や避難訓練など、住民と合同で行われる行事もあった。お年寄りの中には、「子供たちの声が聞こえて元気になれる」と話す人もいた。自治会長だった佐藤一男さん(52)は昨年9月、別の仮設住宅へ移った。「仮設がなくなるのは寂しい気持ちもあるが、これで終わりではない。災害の傷が癒えるのには何十年とかかる」と話す。

 入学時から仮設住宅が立つ校庭で学び、遊んだ6年生はまもなく卒業。今月中に仮設住宅は解体され、秋以降、校庭全てが使えるようになるという。

 県によると県内の学校に立つ仮設住宅については来年度中に解体し、校庭が修繕される方針だという。(葛谷晋吾)