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 NPO法人「3・11甲状腺がん子ども基金」は1日、支援するがん患者のうち原発事故当時に福島県内にいた84人の中で、8人が再発や転移で再手術をしていたと発表した。

 再手術までの平均は2年4カ月で、吉田由布子専務理事は「子どもたちのがんの進行は速いという現実に即せば、学校検診などの検査をしっかり続けていくことが大切だ」と話した。

 8人は事故当時6~15歳で、男女4人ずつ。再手術までの期間は1年から4年4カ月だった。基金は県外1都12県の患者も支援しているが、その30人では再発や転移例はないという。

 吉田専務理事は、県民健康調査検討委員会で検査の縮小論が出ていることを指摘し、「1割が再手術まで至っている。過剰な診断をしているという見解は実際の福島症例を元に再検証すべきだ」と述べた。

 基金は3日午前10時~午後4時、医師による無料電話相談(0120・966・544)を行う。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(奥村輝)