【動画】ソリが坂道を滑り上がっていくように見える「錯覚すべり台」=伊丹和弘撮影
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 ソリが重力に逆らい坂道を滑り上がっていくように見える「錯覚すべり台」が4日、南魚沼市荒金の八海山麓(はっかいさんろく)スキー場に登場した。錯覚アートを手がける明治大学の杉原厚吉特任教授が制作。池田記念美術館(同市浦佐)の「錯覚展」(27日まで)関連の1日限りのイベントだが、しばらく壊さずに残しておくという。

 雪で造った錯覚すべり台は縦横10メートル四方。中央部が1メートル盛り上がり、4辺に向かって下り坂が延び、うち一つは階段のように装飾されている。これを18メートル離れた7・3メートルの高台から見下ろすと、中央部がへこんで見え、実際には滑り下っているソリや転がり落ちるボールが、坂道を上がっていくかのように見える。

 長岡市から来た小学3年の梅沢憲斗さんと小林奏太さんが滑った様子を記者が撮影。動画を再生して見せると「すごい! すごい! 本当に上ってる」と大興奮。杉原特任教授が「左右の目それぞれが見ているのは平らな1枚の絵。脳が勝手に奥行きを作り出す。算数の方程式を使い、真ん中がへこんで見えるようにパソコンで設計したんだ」と説明すると、「算数でそんなことできるのか」と感心していた。(伊丹和弘

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