鈴木智之、佐藤常敬
昨年は123万人が見物に訪れたという「阿波踊り」。主催者の一つ徳島市観光協会が、徳島市から破産を申し立てられた。放漫経営が主な原因とされるが、地元政界をめぐる対立も見え隠れする。8月の徳島を熱狂させるあの踊りは、今後も見られるのか。
徳島市は3月29日、徳島地裁が市観光協会の破産手続きの開始を決定したと発表した。観光協会は高松高裁に即時抗告する方針。踊りは徳島新聞社との共催で、主な収入は有料演舞場の入場料や看板広告、市や県の補助金などだが、雨天中止時の払い戻しや観覧席の改修費など、過去30年余りの赤字が積み上がった。金融機関からの借入金は2016年度末時点で約4億3600万円にのぼった。
市は昨年11月、弁護士や公認会計士らで作る調査団に調査を委託。今年2月に報告を受けて事業継続は困難と判断し、補助金と借金の肩代わりの打ち切りを決めた。3月1日には地裁に破産手続き開始を申し立てていた。
背景には、不明朗な経営への指…
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朝日新聞社会部