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 内戦が続くシリアの反体制派の在英NGO「シリア人権監視団」によると、首都ダマスカス近郊の東グータ地区で、アサド政権軍が4日までに同地区の25%以上を制圧した。AFP通信によると、シリアのアサド大統領は4日、国営テレビで「東グータのテロリストとの戦いを続ける」と述べた。

 東グータ地区ではアサド政権を支援するロシアの提案で2月27日から、午前9時~午後2時の停戦が始まっている。だが、アサド政権は「テロ組織への攻撃は停戦協定に抵触しない」という姿勢だ。アサド大統領は「東グータの人々の多くはテロリストの支配からの脱出を望んでいる」と述べた。反体制派は「政権を恐れているので住民は地区から出ない」としている。

 AFP通信は人権監視団の情報として、4日の政権軍の攻撃で子ども11人を含む住民34人が死亡したと伝えた。

 アサド政権軍はロシアとイランの軍事支援を受けて、昨年11月以降、東グータ地区に空爆や砲撃で猛攻をかけている。(カイロ=翁長忠雄)