拡大する写真・図版 全焼した神戸電鉄三木駅の駅舎=5日午前6時38分、兵庫県三木市末広1丁目、高松浩志撮影

[PR]

 兵庫県三木市で4日夕、住宅2棟と神戸電鉄粟生(あお)線・三木駅の駅舎が全焼した火災で、県警は5日午前、三木市消防本部と合同で実況見分を始めた。この火災では火元とみられる住宅に住む60代男性と連絡が取れておらず、県警は行方を捜すとともに、出火原因を調べている。神戸電鉄は始発から運行本数を半分に減らし、上下線ともに運転を再開した。

 三木署によると、4日午後6時ごろ、同市末広1丁目の木造2階建て住宅付近から出火。北側に隣接する三木駅の駅舎と、別の木造2階建て住宅に燃え広がり、3棟延べ約630平方メートルが全焼した。

 神戸電鉄は直後から志染(しじみ)―粟生駅間で上下線の運行を見合わせたが、5日未明、信号システムなどが正常に作動することを確認。試運転で安全を確認し、始発から運行を再開した。

 三木駅では駅舎側にある下りホームを閉鎖。線路を挟んで反対側の上りホームに上下線を停車させている。同駅は1日約1800人の乗降客があり、早朝から通勤、通学客が利用した。高校生の女子生徒(17)は「普段通りの時間に電車が来て、ほっとした。でも、当たり前だった景色が一変してさびしい」と話した。