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 ミャンマー西部ラカイン州で日本のNPO「ブリッジ エーシア ジャパン」(BAJ)が建設した小・中学校が100校に達したことを記念する式典が5日、州都シットウェーで開かれた。同州では昨年8月、治安部隊がイスラム教徒ロヒンギャの武装集団に対する掃討作戦を開始して以降、約70万人のロヒンギャが隣国バングラデシュに逃れている。

 学校建設は日本財団の資金援助を受け2012年に開始。建設に参加した村人にBAJ側が建築技術を教え、その後の仕事に生かしてもらう取り組みも行った。

 建設したのは州内多数派民族の仏教徒ラカインが通う学校が多いが、ロヒンギャとラカインの子どもが一緒に学ぶ学校も3校できた。ニープ州首席大臣は式典で「州の教育向上に大きな役割を果たしてくれた」と謝意を示した。

 一方、バングラデシュへの難民流出で、州北部を中心に、多くの子どもがいなくなった学校もある。式典で日本の樋口建史ミャンマー大使は、「ラカイン州は非常に困難な状況にあるが、できる限り後押ししたい」と述べた。日本政府は同州のインフラ整備やロヒンギャ難民帰還などのために約25億円を支援することを決めている。(シットウェー=染田屋竜太)

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