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 食中毒の原因となるリステリア菌の感染が南アフリカで広がっている。昨年からの約1年間で約950件発生し、約180人が死亡するなど過去最大の被害となっている。南アフリカの加工肉の輸入を停止する近隣諸国も出てきた。

 リステリア菌は感染すると高熱や吐き気、意識障害が出たり、死亡したりすることもある病原微生物。乳幼児や高齢者など、免疫力が低い人に症状が出やすいという。

 南アフリカ政府は昨年から発生元を特定するために調査を開始。今月4日になって、北部リンポポ州にある食品加工会社だったと発表した。

 ロイター通信によると、世界保健機関(WHO)は5日、被害が「過去最大にのぼる」と説明。事態を受けて、ザンビアは南アフリカの加工肉や野菜、果物の輸入を禁止。モザンビークやナミビアなども、南アフリカ産の加工肉などの輸入を停止した。(ダカール=石原孝