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 大リーグのマーリンズからフリーエージェント(FA)となっているイチロー外野手(44)が、古巣のマリナーズと契約することが5日(日本時間6日)、決定的となった。2012年7月以来、6シーズンぶりの復帰となる。関係者によると、6日(同7日)にも米アリゾナ州ピオリアで行われているマリナーズのキャンプに合流すると見られている。大リーグ契約を結べば、今季もメジャーで現役最年長の野手になる。

 大リーグの各球団はアリゾナ、フロリダ両州で2月からキャンプを始めており、この時期はオープン戦のまっただ中。なぜ、このタイミングでイチローの契約が結ばれるのか。

 今オフはFA市場全体の動きが停滞し、キャンプが始まっても所属チームが決まらない選手が多い。このため、選手会は所属先が未定のFA選手を集め、フロリダ州で独自のキャンプを行っている。ストライキの影響を受けた1995年以来の異例の事態だった。

 独自に練習を続けていたイチローについては、大リーグ公式サイトが日本復帰の可能性も伝えていた。大リーグ通算3080安打を誇るイチローだが、昨季は主に代打で打率2割5分5厘、3本塁打、20打点で、安打数は大リーグ17年目で最も少ない50本に終わった。大リーグ球団を軸に移籍先を模索していたが、交渉はうまく進んでいなかった。

 そんななか、キャンプイン後にマリナーズの外野陣に故障者が続出。外野手が手薄になったことから、在籍時に数々の記録を打ち立てたイチローに白羽の矢が立てられ、獲得に踏み切ったとみられる。イチローがぎりぎりまで粘ったことで古巣復帰への道が開けたと言える。

 マリナーズはア・リーグ西地区で、大谷翔平選手(23)が所属するエンゼルスと同地区。大谷は「2番DH」で出場した5日(日本時間6日)のオープン戦後に、「ぜひ、メジャーの試合で一緒に出来たらなと、うれしく思います」とコメントした。(ピオリア=山口裕起)