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東大高齢社会総合研究機構特任教授・秋山弘子さん

 日本の高齢者はどんどん「元気」になっています。

 私たちは、高齢者の生活の変化を検討するための全国規模の追跡調査を約30年間、行ってきました。データを分析したところ、男女ともにおおむね70代半ばまではひとり暮らしができるくらい健康、ということがわかりました。

 身体機能や認知機能も若返っています。東京都健康長寿医療センターの調査によれば、老化に関する指標である通常時の歩行速度を1992年と2002年で比較すると、男女とも11歳若返っていました。

 日本老年学会が昨年、「65歳以上」とされる高齢者の定義を「75歳以上」にすべきだと提言したのも、こうしたデータの裏付けがあったからこそです。提言を受け、定年や公的年金の支給開始の年齢を75歳に引き上げるべきだ、という意見もありますが、私は反対です。高齢者は個人差が大きいからです。70歳でマラソンを完走する人もいれば、自宅の郵便受けまで歩くのがやっとの人もいる。年齢で線引きして定義すること自体、あまり適当ではありません。

 では、どうすればよいのか。定…

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