佐藤常敬
南海トラフ巨大地震の津波対策で、車いすの人の介助者を対象にした避難訓練のカリキュラムと手引ができた。介助者と車いす利用者の両方が安全に避難するための知識と技術を身につけてもらうのが狙い。手引は3千部作成し、学校や地域の自治防災会などに配る。また、実際に訓練を体験する出前講座も始まった。
避難訓練のカリキュラムと手引は、徳島文理大学の柳沢幸夫准教授が中心になり、同大理学療法学科とメディアデザイン学科が共同で開発した。
訓練は砂利、段差、液状化、がれき、階段、グレーチング(金属をすのこ状にした溝ぶた)の6コースがある。砂利道は、車いすの前輪が埋もれて動けなくなりやすい。訓練では、人形を乗せた車いすの後方のバーを足で踏み、前輪を上げた状態で進む方法などを学ぶ。一通り体験することで、実際の災害時にも適切に移動する能力を身につけてもらう。
それぞれのコースに合わせた移…
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