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 県営荒瀬ダムの撤去事業が完了する八代市坂本町は人口減少が続き、65歳以上の高齢化率は5割を超えて県内最高だ。それでも、ダム撤去で球磨川の流れがよみがえりつつある地域の魅力に引かれ、街おこしに取り組む若者たちがいる。

 溝口隼平(じゅんぺい)さん(36)は2010年に愛知県から夫婦で移住し、昨年8月に川下りやリバーガイドをする会社「Reborn(リボーン)」(再生)を立ち上げた。地域再生のために映画上映やライブ、写真展も催し、休みを取る暇もないという。

 もともとダム撤去の研究者だった。愛知県の研究施設にいた十数年前、荒瀬ダムが撤去されるというニュースを聞き、坂本町に駆けつけた。その後も、鹿児島県出水市の実家に帰りがてらたびたび坂本町に寄り、各地でダム撤去運動を見てきた経験を荒瀬ダム撤去運動の参加者らに伝えていたが、「ダム撤去と川の再生を見届けたい」と移住を決意したという。

 「貯蓄ほぼなし、車1台、自転…

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