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 鳥取市叶の国道53号で6日早朝、中学生の運転する軽トラックが縁石に衝突するなどし、荷台に乗っていた市内の中学2年の男子生徒(14)が投げ出されて死亡した事故で、鳥取署は6日夜、運転していた同中学2年の男子生徒(14)を窃盗と無免許過失運転致死、道路交通法違反(危険防止措置義務違反、報告義務違反)の疑いで、助手席にいた市内の別の中学3年の男子生徒(15)を窃盗と道路交通法違反(無免許運転車両同乗)の疑いで逮捕し、発表した。いずれも容疑を認めているという。

 署によると、男子生徒らは5日午後8時50分ごろ~6日午前3時55分ごろ、同市国安の駐車場にあった近くの無職男性(68)の軽トラックを盗み、中学2年の男子生徒が無免許で運転。単独事故を起こして荷台の男子生徒を死亡させたのに警察に連絡せず、軽トラックを国道に放置した疑いがある。中学3年の男子生徒は無免許運転と知りながら同乗した疑いがある。軽トラックは無施錠で車内に鍵があったという。

 署などによると、逮捕された2人は「投げ出された生徒を2人で病院に運んだ」と話しているという。署は現場から病院まで距離があることから、2人がどのように搬送したのか捜査している。

 市教委は7日、市役所で記者会見を開いた。市教委によると、生徒3人の間のトラブルなどは把握していないという。死亡した生徒が通っていた学校にはスクールカウンセラー3人を派遣。複数の生徒が不調を訴えているといい、当面は生徒からの相談に対応していく。8日には臨時の小中学校校長会を開き、生徒指導体制の充実を指示するほか、今後、現在の指導体制を検証して再発防止を図る。

 吉田博幸副教育長は「14歳という未来ある尊い命を失ったことは誠に痛恨の極みだ。一日も早く落ち着いた学校生活を取り戻せるようにしたい」と話した。(鈴木峻、横山翼)