韓国紙、南北首脳会談に歓迎と警戒 核巡り疑問噴出

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ソウル=武田肇、北京=冨名腰隆、ニューヨーク=鵜飼啓
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 北朝鮮金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が韓国の特使との会談で「非核化」に言及し、板門店での南北首脳会談開催に合意したことについて、7日付の韓国の新聞各紙は「期待値をはるかに超える破格的な合意」(東亜日報)などと評価をする一方、警戒感も示した。

 最大部数を誇る保守系朝鮮日報は「韓国民は北の核の人質から脱するのか、まただまされるのか」と題した社説を掲げた。合意を「評価できる部分は少なくない」としながらも、北朝鮮のねらいには疑問が残ると主張。「北が核保有国として認められた状況で、在韓米軍撤退と核放棄を交換しようと乗り出すのであれば、結局、核兵力の完成の時間稼ぎだ」と指摘し、「韓国が金正恩の盾になるようなことがあってはならない」と主張した。

 中央日報は、4月末に開催される3回目の南北首脳会談について「11年ぶりに南北の首脳が会い、半島の平和を約束し、履行に乗り出すならこれほど良いことはない」としながらも、北朝鮮の官製メディアは依然、核武力の重要性を主張していると指摘。会談は「北が核とミサイルを除去する意思と日程を明らかにする『核会談』にならなければならない」とし、文在寅(ムンジェイン)大統領に対し「北の核への野心が明らかになり、紙くずになった過去2度の首脳会談の前例を教訓にしなければならない」と注文をつけた。

 一方、中国外務省の耿爽副報…

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