[PR]

 神奈川県藤沢市立小学校の60代の女性教諭が、担任する1年生のクラスの男子児童(7)の頭を拳でたたき、約1週間のけがを負わせていたことが同市教育委員会などへの取材でわかった。同じクラスの他の男子児童4人も拳や平手でたたかれており、学校は児童5人と保護者に謝罪した。

 市教委などによると、教諭は2月末、音楽の授業後、片付けの指示に従わずにトライアングルを鳴らし続けていた児童の頭を拳でたたいた。児童は翌日夜に痛みを訴え、病院は頭部打撲で「約1週間の安静を要する」と診断した。

 保護者から連絡を受けた学校側が教諭本人や同じクラスの児童らに聞き取り調査を実施。教諭は昨年の1学期から最近まで、別の児童4人についても、指示に従わなかったり、騒いだりした際に「ばか者」などと怒鳴って頭を拳で殴ったり、ほおを平手でたたいたりしていたという。

 教諭は学校側の聞き取りに「指示に従わないのでつい、カーッとなってしまった」と説明したという。教諭は昨春この小学校に赴任したが、前の学校でも同様のことをしていたと話しているといい、市教委は体罰を使った指導を長年続けていたとみている。

 約1週間のけがをした児童の父親は取材に「殴るのが日常化しているとしか思えない。たたいて育てるというのは間違っている」と話した。(小北清人)