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 米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)所属のF15戦闘機が2月27日、飛行中にアンテナを落下させていたことが分かった。同基地の米空軍第18航空団は今月5日になって、米国大使館を通じて日本の外務省に連絡してきたという。日本側への連絡が落下から6日後になった経緯について、政府は米空軍に説明を求めている。

 政府関係者によると、F15は2月27日午前、嘉手納基地を離陸。飛行中に尾翼付近のアンテナ(長さ約38センチ、幅約15センチ、重さ約1・4キロ)が落下したという。着陸後の点検でアンテナの紛失が確認された。アンテナを落とした場所は分かっていないという。

 小野寺五典防衛相は7日午前、報道陣に「ここ何件かの(米軍機からの部品落下)事案で通報が遅れたり直接報告がなかったりということがあるので、しっかり連絡するように米側に伝えていきたい」と話した。

 沖縄県では、米軍機による部品落下事故が続いている。昨年12月には、米海兵隊の大型ヘリCH53Eが、宜野湾市の普天間第二小の校庭に重さ約8キロの窓を落とした。2月9日には、米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の輸送機オスプレイから重さ約13キロの部品が海上に落下し、うるま市伊計(いけい)島に流れ着いているのが見つかった。この部品落下についても、米軍側は防衛省が照会するまで日本側に報告していなかった。

 また青森県では2月20日、米軍三沢基地(三沢市)のF16戦闘機が離陸直後にエンジンから出火し、小川原湖(東北町)に燃料タンク2本を投棄したうえ緊急着陸するなど、トラブルが相次いでいる。