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 岩槻人形の元祖とされる「裃雛(かみしもびな)」を、文京学院大(東京)の学生4人が現代風に復活させ「新裃雛」の商品化にこぎ着けた。人形職人が手作りし、「良縁」「就職」など祈願別に五色に彩られた人形を、6月1日から販売する。丸くて頭が大きい「ゆるかわいさ」が特徴で、同大の木滑知佳さん(2年)は「大切な人に寄り添ってくれる人形になれば」と期待する。

 共同開発した岩槻人形協同組合(さいたま市岩槻区)によると、裃雛は19世紀前半に岩槻の人形師・橋本重兵衛が考案。「裃(かみしも)を着るような立派な人になって」「立派な人と結婚して」などの親の思いを込め、節句に贈られていたとされる。ひな人形より安価で、大正期にかけて県内外で流行したが、第2次世界大戦を最後に生産が途絶え、今は流通していない。

 裃雛の復元と商品化を目指す同組合と、「学びを世の中で生かしてほしい」という同大の思いが一致し、2016年度に木滑さんらの先輩が現代版の裃雛を制作。17年春から木滑さんら4人が商品化に挑戦した。

 4人は、同7月から都内の伝統…

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