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 9日夜に開幕する平昌パラリンピックの日本選手団を率いるのは、元チェアスキーの第一人者で、パラリンピックで金メダル二つを含む計10個のメダルを獲得した大日方(おびなた)邦子団長(45)だ。1998年長野大会で冬季大会の日本選手初の金メダルを獲得。初出場した94年リレハンメル大会から、10年バンクーバー大会までの5大会連続出場は、日本女子の冬季パラリンピック選手で最多記録だ。

 「選手が全力を出し切るため、それを支えるのが私の仕事」という思いで団長を引き受けた。平昌入り後は、アルペンチームとゲレンデへ。下半身が不自由なチェアスキーの選手たちが自力でスキー板を外し、一人でゴンドラに乗り込む姿を頼もしく見つめた。「障害がある選手も色々なことができる。彼らの行動から、それを知ってほしい」と話す。

 今大会は、メダル総数でソチ大会の6個を上回るという目標を掲げるが、金メダルの目標数は示していない。100分の1秒差で勝負が決まる競技に身を置いていたからこその考えだ。「勝負は紙一重。選手に余計な重圧をかけたくないんです」。温かい視線で選手の背中を押す。(波戸健一)

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