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龍吟庵方丈(りょうぎんあんほうじょう、国宝、京都市東山区本町)

 入(い)り母屋(もや)造りの建物は室町時代初期の作。応仁の乱(1467~77)より前の姿を今に伝える、国内現存最古の方丈建築という。折り戸が中央、その左右に格子を組んだ蔀戸(しとみど)が並ぶ。実に規則正しい、シンメトリーな建物だ。

 その諧調(かいちょう)を崩したかったのだろうか。昭和の作庭家、重森三玲(しげもりみれい)が造った枯山水は変化に富む。東西二つは石と砂がランダムに交差し、南正面は一面に白砂が敷き詰められている。

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 秘仏や秘宝が披露される「京都非公開文化財特別公開」(京都古文化保存協会など主催、朝日新聞社特別協力)が27日~5月6日に開かれます。朝日新聞デジタルの特設ページ(http://t.asahi.com/n1ir別ウインドウで開きます)でも、ドローン動画や写真をご覧になれます。(編集委員・小滝ちひろ