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 高額の新薬や医療機器の費用対効果を評価し、価格調整する仕組みの試行で、厚生労働省は7日、対象となった13品目のうち薬2品目を値下げし、医療機器1品目を値上げすることを決めた。4月から実施する。医療費の削減が目的だが、10品目は価格が据え置かれることになった。

 中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)の部会で示し、了承された。

 費用対効果評価は、完全な健康状態で寿命を1年延ばすのに、従来品と比べて500万円以上かかる場合に引き下げるなどする。

 新型がん治療薬オプジーボと乳がん治療薬カドサイラは値下げする。オプジーボは5日に100ミリグラムあたり約36万円から約28万円への値下げが告示されたが、薬価改定のほかに今回の評価も加味された。一方、胸部の動脈瘤(りゅう)の治療用機器「カワスミNajuta胸部ステントグラフトシステム」は190万円から202万円に値上げする。

 今回の試行では、企業側の評価と専門家チームの評価から合理的なものを採用するなどして価格を決めるはずだった。だが、双方に大きな違いが出たためひとまず調整幅の小さい結果が採用された。この結果、一方の評価で「500万円以上」だった5品目も据え置きとなった。厚労省は引き続き検証するとしている。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(水戸部六美)