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 犯罪を繰り返し、刑務所に舞い戻ってしまう人たちが後を絶たない。政府は4月から再犯防止対策を強めるという。何が足りないのか。「前科21犯」の受刑者と手紙を交わし、考えた。

 「これからどうすればいいんだろう……」

 京橋駅(大阪市)の駅前広場。初老の男性が一人、腰を下ろして途方に暮れていた。一昨年11月の夜、北風の強い日だった。

 数時間前、男性は大阪地裁で無罪判決を受け、拘置所から釈放されたばかりだった。痴漢の罪に問われたが「スリをしようとしていただけだ」との主張が認められ、7カ月ぶりに「自由の身」となっていた。

 弁護人を務めた弁護士から5千円を借りたが、家族も、帰る家もない。土地勘のあった駅前広場に戻り、寒さに震えながら夜を明かした。朝になると電車の中で暖を取り、夜はまた広場に戻った。

 空腹と頭痛でもうろうとするな…

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