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 富山県の神通川流域のカドミウム汚染による「イタイイタイ病(イ病)」の患者と遺族が、原因企業の三井金属(東京)に損害賠償を求めて富山地裁に提訴してから3月9日で50年。原告の多くは亡くなったが、次世代が弁護団や語り部の一員として志を継いでいる。

 近藤公人(きみひと)弁護士(53)=滋賀県=の父の故・忠孝さんは、弁護団の中心的存在で団長も務めた。口癖は「最も困難なところに最もよい仕事がある」。東京で弁護士をしていたが、提訴から半年後に東京の自宅を売り、富山に移り住んだ。「人生を賭ける意気込みだったのでは」と公人さん。

 1972年8月、名古屋高裁金沢支部での控訴審でも全面勝訴した翌日、忠孝さんは原告団と共に三井金属と11時間にわたって交渉。汚染土壌の復元と神岡鉱山への立ち入り調査の実施に同意させた。土壌の復元などが済むまで謝罪は受けず、弁護団も解散しない。それが忠孝さんの考えだった。三井金属の社長が公式に謝罪したのは2013年。弁護団は現在も立ち入り調査などを実施するため活動を続けている。

 公人さんは、「人が生んだ公害…

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