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香取慎吾とみた平昌パラリンピック

 平昌冬季パラリンピックの開会式を翌日に控えた8日、朝日新聞のパラリンピック・スペシャルナビゲーター・香取慎吾さん(41)も韓国・平昌に到着した。初めてパラリンピックを観戦する香取さんは「ぼくがすごいと思ったこと、疑問に思ったことなどを、みんなにも同じように感じてもらいたい」と抱負を語った。

 大会期間中は本紙記者とともに、日本選手の活躍が期待される競技会場に足を運ぶほか、大会関係者やボランティアなどとの交流を通じて、スポーツ面で発信。2020年東京大会のあり方なども独自の視点で考えていく。大会は18日まで。6競技80種目で競い、日本からは38選手が5競技に出場する。

 ――障害者スポーツの冬の祭典がここ平昌でいよいよ開幕します。

 「ここに来られたことが信じられない。パラリンピックの全てを知りたい。そして、ぼくが知ったことをみんなにも伝えていけたら」

 「飛行機で出場選手たちと一緒になりました。お話しするうちに、ワクワクしている自分の気持ちがさらに盛り上がってくるのがわかった。期待を込めて『頑張って下さい』と声を掛けさせてもらいました。氷上、雪上で輝くみんなの姿をじっくり拝見します」

 ――初めての現地観戦です。

 「パラスポーツの競技団体を支えるパラリンピックサポートセンターに、壁画を描かせてもらったのが2015年でした。それから新たな道を進むことを決めた。空白の時間があったけど、あの絵の存在が、再びアスリートたちとぼくをつないでくれた。当時と同じ気持ちで、現地で応援できることが何よりうれしい」

 ――ゼロからスタートして、変わったことは?

 「今はいい意味でゆるさがあって、物事を広く眺められています。先日もパラ駅伝で、障害者スポーツを応援するためのチャリティーソング『雨あがりのステップ』を歌わせてもらいました。久しぶりだったから、不安や緊張があったけれど、他の2人(稲垣吾郎さんと草彅剛さん)と一緒に行こうぜ、と不安を吹っ切って歌うことができた。寄付を通じて、歌でもパラスポーツを応援できたらいいなと思っています」

 ――パラリンピックで注目していることは?

 「大会の起源は、戦争の負傷兵のリハビリのためのスポーツ大会とうかがいました。僕はパラアスリートたちを見て、いつも傷ついた者の強さ、勇ましさを感じています。たくさんの失敗も経験したのだと思う。それを乗り越えることは簡単じゃない。スポーツをすることで明日を生きる。スポーツはきっと生きる力なんだと思う。それが発揮される瞬間が楽しみです」

 ――20年東京大会を控え、今大会は注目される舞台になる。

 「選手の輝きはもちろん、それを支えるスタッフやボランティアたちとも、触れあいたいと思っています。パラリンピックという祭典をよく知らなかった人に、まずは知ってもらうこと。それがぼくがここにいる意義だと思っています」(構成・榊原一生)

協力:日本財団パラリンピックサポートセンター
https://www.parasapo.tokyo/