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 「3・11」が、今年も巡ってきました。人形アニメーション作家・村田朋泰さんが東日本大震災と原発事故から着想した短編3作「木ノ花ノ咲クヤ森」「天地」「松が枝を結び」が、初期の代表作「朱の路」「白の路」などと合わせて「村田朋泰特集 夢の記憶装置」と題して17日から全国各地で劇場公開されます。

 素朴なつくりの人形とミニチュアセット、「喪失」や「旅」といったモチーフ、そこから生まれるノスタルジックで哀切な情感は村田さんならではですが、「路」シリーズの切なく甘い感傷と比べると、最近の3作は苦みと重みがぐっと濃くなり、往還する時間はスケールが大きくなり、奥底に込めた祈りのような思いもまた、深みを増したと感じました。個々の作品の中で描かれる「心の旅」と、約20年にわたり創作を続けてきた村田さん自身の「心の旅」が響き合う、そんなプログラムになっていると思います。

 「個人の思いを叙情的に語ることがアニメーションには大事なことで、それができるのが人形アニメーションだ、という思いで『朱の路』や『白の路』を作りましたが、年をとってきたこともあり、社会に向けて作っていく意義を考えるようになりました」と、村田さんはインタビューで答えて下さいました。

 「自分はどういう方向へ向かう…

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