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 県内の離島などに油状の固まりが漂着した問題で、環境省は8日、漂着量が比較的多く、サンゴへの影響が心配された奄美大島の6カ所の海岸について、「海中のサンゴなどへの油の付着は認められなかった」とする調査結果を発表した。今後、トカラ列島の宝島でも調べる。

 調査は奄美大島と加計呂麻島で2月27日~3月5日、陸上や海上からの目視のほかに水中ロボットカメラも使って実施。6カ所のうち5カ所で油状の漂着物や岩場にこびりついた油などが確認されたが、サンゴや海底、水中生物への油の付着はなかったという。

 また、漂着量が多かった朝仁(奄美市)、今里(大和村)の両地区では、ベンゼンやトルエンなど重油に含まれる化合物が空気中にどれだけあるかを調べたが、問題は確認されなかったという。(外尾誠)