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 前橋市で2011年5月、1歳の女児に「おはらい」と称して暴行し、死亡させたとして傷害致死の罪に問われた北爪順子被告(65)の裁判員裁判で、前橋地裁(鈴木秀行裁判長)は9日、懲役9年(求刑懲役12年)を言い渡した。

 判決によると、被告は同年5月2日午後5時ごろ、自宅アパートで、当時1歳4カ月の女児の両脇を抱え、頭上に振り上げて床に投げつけ、4日後に急性硬膜下血腫などで死亡させた。

 被告側は、北爪被告は事件当時、部屋にはおらず、女児を頭の上に振り上げる腕力もないなどと訴え、被告の犯行を目撃したという女児の母親の証言は信用できないとして無罪を主張していた。

 判決は、被告は犯行以前から、おはらい行為と称して女児に暴行をしていたと認定。母親の証言の信用性については「実際に体験していなければ、語れないほど臨場性、迫真性に満ちている。あえて虚偽のことを供述する動機が見当たらない」として認めた。