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 島根県海士(あま)町の山内道雄町長(79)が9日の町議会で、5月の次期町長選に立候補せず引退する意向を明らかにした。離島の不便さを逆手に取ったユニークなキャッチコピー「ないものはない」を掲げ、移住者を引き寄せる独自の町づくりが注目を集めてきた。

 海士町は日本海の隠岐(おき)諸島にあり、人口は約2300人。山内氏は民宿経営や町議などを経て2002年の町長選で初当選し、現在4期目。就任直後に自身や職員の給与を大幅に減らす行財政改革に取り組んだほか、生徒が減っていた地元高校に島外から生徒を積極的に集める「魅力化プロジェクト」、島で取れる岩ガキのブランド化などの活性化策を推進してきた。

 本会議の冒頭、山内氏は「今期をもって引退いたします」と発言。理由について、「社会に大きな変化が求められている今こそ、本町も次代を担う新しいリーダーへの交代が強く求められている」などと語った。(井潟克弘)

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