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 金沢市は、11日投開票の知事選と県議補選から、当日投票所で交付する投票用紙引替券から男女の性別記載を削除する。生まれた時の体の性と違う性で生きるトランスジェンダーの人たちの心情に配慮した変更で、市選挙管理委員会の担当者は「今後も改善できる点があれば対応したい」としている。

 投票用紙引替券は女性が黄緑色、男性が水色で、これまではそれぞれ性別を記載していた。新しい引替券では色の区別はそのままで男女の表記を無くし、女性のみ右下に※印を記載する。引替券を男女別にすることについて、市選管の担当者は「男女別の投票者数を把握するため」と説明している。

 性的少数者に詳しい金沢大学の岩本健良准教授は「改善に乗り出したことは大事だが、完全に性別が分からないようにしてほしいという声もある。誰もが気にせず投票に行けるようにしてほしい」と話す。(田中ゑれ奈)

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