[PR]

 ゴッホやセザンヌに触発され、独学で画家の道を歩んだ中川一政(1893~1991)。生涯にわたり、現状にとどまらず自分の絵を追究し続けた。そんな中川の風景画や静物画にスポットをあてたテーマ展が白山市立松任中川一政記念美術館(同市旭町)で開かれている。

 父が金沢市、母が旧松任市出身の中川は東京生まれ。若いころ文芸誌「白樺(しらかば)」でゴッホやセザンヌを知り、独自の画法を築いた。会場に入ると100号の大作「駒ケ岳」が目に飛び込んでくる。迫力ある山容を鮮やかな色彩で描いた82歳のときの作品だ。中川は晴れていれば野外にキャンバスを立て、自然に向き合った。対象から受ける感動をその場で表現する姿勢を貫いた。

 東京で暮らしていた中川は創作に集中するため56歳で神奈川県真鶴町にアトリエを構えた。近くの福浦港をよくモチーフとした。「湯河原の山と福浦の海」は71歳のときの作品。福浦港を描き始めたころに比べ、伸びやかな筆致で力強さが表現されており、福浦港の絵の到達点に近づいた作品とされる。

 会場ではバラやヒマワリなどの…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら