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 大相撲春場所(11日初日、エディオンアリーナ大阪)は3横綱のうち2人が不在で初日を迎える。白鵬が9日、左足親指の痛みを理由に休場を表明。8日に6場所連続休場を明かした稀勢の里に続き、場所前に看板力士が姿を消した。

 白鵬の師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)は9日朝、「(長年)無理してきたことが出てきているのではないか」と話した。歴代単独1位となる横綱在位64場所目の節目だが、初場所で悪化させた古傷の回復が間に合わず。自身初めての2場所連続休場となった。

 出場する上位陣にもけが人がおり、優勝争いの本命はいない。「一人横綱」となる鶴竜は初場所で脱臼した右手薬指に不安を抱える。場所前は時津風部屋への出稽古を重ねたが、「(状態は)8割。右手は僕にとって命。まわしを取らずにどこまで相撲を取れるか」と不安をこぼす。初日に再小結千代大龍、2日目に遠藤の挑戦を受ける。

 初場所で優勝し、関脇に返り咲いた栃ノ心も大阪入り後の稽古中に左足付け根を痛めた。大関昇進への足固めにしたい場所だったが、本調子では臨めない。初日の宝富士、2日目の玉鷲との対戦が注目される。

 両大関にとっては千載一遇の好機だ。高安は二所ノ関一門の連合稽古で2日続けて20番以上を取った。「先場所(12勝)以上の成績を残したい」と意気込む。初場所で8勝止まりの豪栄道はご当地での再起を誓う。初場所で初日から7連勝しながら8勝に終わった関脇御嶽海、10勝の再小結逸ノ城も序盤で波に乗れば、優勝争いに絡む可能性がありそうだ。(岩佐友)