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香取慎吾とみた平昌パラリンピック

 平昌冬季パラリンピックが9日、開幕しました。朝日新聞のパラリンピックスペシャルナビゲーター、香取慎吾さんも平昌五輪スタジアムでの開会式へ。現場だからこそ見えたこと、感じたことを語ります。

 ――午後8時。開会式が始まった。

 「聖火台の裏から花火が上がった。大太鼓の振動が足元まで響いてくる。これまで、開会式ってどこか遠いところの、ショー的なもののように感じていたけど、目の前で繰り広げられる歓迎の演出を目の当たりにすると自然と士気が高まってくるのを感じました」

 ――49の国と地域から約570人が参加した。

 「おお、日本選手団が入ってきた。うれしいな。思わず叫んでしまった。『頑張れ! ジャパン』って。笑顔の中にも闘志がみなぎっていた」

 「観客席から大きく手を振って、精いっぱいの力を選手たちに伝えたつもりです。そして、初めて僕が現地で見るパラリンピックが始まるんだ、という気持ちにもなりました」

 ――日の丸の旗も手にして応援していました。

 「この夢の祭典に僕も参加させてもらって、みんなから感動を与えてもらった。それだけじゃない。体や心、頭まで熱くなってきた。人にエールを送ることで体中が熱くなるのは、初めてじゃないかな。観客席には各国・地域の方々もいて、他の国の選手たちを応援する姿もあった。この大会が平和の祭典だということも感じることができた」

 「観客席に空席があったのが目に付いた。2020年東京大会は満員にできたらいいな」

 ――パラリンピックのシンボルマーク「スリー・アギトス」が映し出されている。

 「あれはラテン語で『私は動く』との意味があるそうですね。曲線が動きを象徴し、パラ選手の常に諦めない強い意志を表現している。実は、日本財団パラリンピックサポートセンターにある僕が描いた壁画にも、あのマークをモチーフにしたものを取り入れているんです」

 ――韓国の車いすカーリング選手らによって、聖火台に火がともされた。

 「本当に勇ましい。僕は新たな道を歩み始めたばかりで、幸せなことはもちろんあるけど、不安なこともたくさんある。聖火とともに日本選手の姿はその不安を少し消し去ってくれた。開会式を見て感じて、今の道を進んで間違いない、これでいいんだと思わせてくれました」(構成・榊原一生)

協力:日本財団パラリンピックサポートセンター
https://www.parasapo.tokyo/