【動画】黒の色素がないため、クリーム色や白色にみえるニホンヤモリ=張春穎撮影
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 クリーム色や白色にみえる珍しいニホンヤモリが静岡県磐田市で育てられている。多くの人に見てもらいたいと展示に向けた準備が進む。

 このニホンヤモリは、オスで尻尾までの長さが約9センチの子ども。昨年9月に菊川市内で生まれて間もない頃に見つかった。

 グレーの色が多い中で、白色は縁起がいいとか、幸せになれるとも言われるが、黒の色素がないために目が悪く、エサも捕まえるのが苦手。それでも磐田市竜洋昆虫自然観察公園(同市大中瀬)のスタッフ柳沢静磨さん(23)が口元にエサを運んで自宅で大事に育ててきた。「キョロキョロしたりポーズをとったりして、かわいい」

 爬虫(はちゅう)類のヤモリを同園で展示するには第1種動物取扱業の登録が必要で、柳沢さんは申請するために愛玩動物飼養管理士の資格を取った。展示がかなうかは分からないが、柳沢さんは思いをこう話す。「子どもたちに昆虫以外の生き物にも触れてもらい、好きだと思う世界を広げて欲しい」(張春穎)