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 世界各地の伝統的な農法や文化、生態系を保全するため、国連食糧農業機関(FAO)が認定する「世界農業遺産」に9日、国内から新たに徳島、静岡両県の2地域が選ばれた。イタリア・ローマで開かれたFAOの国際会議で決まった。国内の世界農業遺産はこれで計11カ所になった。

 認定されたのは、徳島の「にし阿波地域」と、静岡の「わさび栽培地域」。にし阿波地域は、斜度が40度にもなる山間部で、段々畑のように水平面を作らない伝統的な農法が特徴。わさび栽培地域は、肥料を極力使わず、わき水の養分でわさびを栽培し、神社に奉納されるなど生活や文化に根付いていることが評価された。