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 首都高速道路10号線(晴海線)の晴海出入口(東京都中央区)―豊洲出入口(江東区)の開通式典が10日あった。同日午後4時に一般車両が通行できるようになる。晴海地区では2020年五輪・パラリンピックの選手村が建設中で、都心の競技場と結ぶ役割も期待されている。

 開通区間は晴海線を延伸した約1・2キロ。東雲ジャンクション(江東区)やレインボーブリッジと都心近くの晴海地区が結ばれる。式典では、秋元司・国土交通副大臣が「臨海部へのアクセスが強化される。(五輪・パラリンピックの)選手団の輸送でも大変期待される」とあいさつした。

 20年大会期間中の選手村と都心の交通アクセスについて、東京都は当初、同じく晴海地区と都心部を結ぶ都道環状2号線(環2)を大会前に全面開通させる計画だった。しかし、16年に小池百合子知事が環2の予定地にある築地市場の移転を延期。環2の着工が遅れており、大会中は片側1車線の暫定開通となる見通しだ。このため、都などは、首都高晴海線を使った輸送を軸に検討している。

 晴海線の周辺には10月に開場予定の豊洲市場もあり、輸送トラックなどによる道路混雑の緩和も期待されている。(石井潤一郎)