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 10日午前3時半ごろ、大阪市北区大淀中5丁目の3階建て集合住宅の一室で、住人から「子どもが息をしていない」などと119番通報があった。大阪府警によると、この部屋に住む小西真愛(まりあ)ちゃん(1)が病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。

 府警は同日、次女の真愛ちゃんを自宅のクローゼットに閉じ込めて放置したとして、父親でタクシー運転手の竜真(りゅうま)容疑者(24)を保護責任者遺棄容疑で逮捕し、発表した。「遺棄した覚えはない」などと容疑を否認しているという。目立った外傷はなかったといい、府警は死亡の経緯について捜査。容疑を同致死に切り替えて送検する方針。

 大淀署によると、逮捕容疑は、9日午後11時半ごろから10日午前3時半ごろの間、真愛ちゃんを寝室のクローゼット(高さ約2メートル、幅約2・6メートル、奥行き約80センチ)に入れて放置したというもの。調べに対して「泣きやまなかったので、毛布でぐるぐる巻きにしてクローゼットに入れた。夜中に目が覚めた時に泣き声がなかったので、確認したら息をしていなかった」と説明。本人が119番通報したという。司法解剖の結果、死因は窒息死で、死亡推定時刻は9日夜だった。

 竜真容疑者は妻(26)と長女(2)、次女真愛ちゃんとの4人暮らし。当時、長女は同じ部屋で寝ており、妻は仕事で外出していたという。

 府警は、竜真容疑者について2016年12月、子どもの前で妻に暴力をふるう「面前DV」があったとの相談を受けて対応。当時妻が一時的に避難する措置をとったという。昨年2月には、大阪市こども相談センター(児童相談所)が、自宅を訪問して「心理的な虐待」と認定したが、けがなどはなく直接の虐待はないと判断。子どもの一時保護の措置はとらなかったという。

 現場はJR大阪駅の西約1キロの住宅街。