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 防災意識の高まりを受けて、秋田県内でもさまざまな工夫を凝らした非常食が販売されている。「ご褒美」に食べたくなる缶詰や、アレルギー対応の温かい非常食も。東日本大震災から、きょうで7年。あの日を思い出しながら、日頃の備えをいま一度、確認したい。

レストラン顔負けの味

 秋田市大町1丁目でパン屋を営む「ボナペティ」が2015年に発売した缶詰「美味(おい)しい備蓄食」シリーズは、レストラン顔負けの味で人気を呼んでいる。リゾットなどの洋食やパンなど、全11種をそろえる。

 保存料や化学調味料は使わず、約3年間保管できる。湯煎するとよりおいしく食べられ、1番人気のビーフシチュー「秋田牛の赤ワイン煮込み」は、市の地域特産品アイデアコンテストで入賞した。

 東日本大震災直後、物流が止まって秋田市内のスーパーから食料品が消えた。同社はパン屋の営業を続けたが、連日200人以上が列をなしたという。

 「非常時でもおいしいものを食べてもらいたい」と、社長でシェフ歴約30年の工藤晃(こう)さん(54)が開発を決めた。急な来客用や自分への「ご褒美」に買う人もいて、1日に計20個ほど売れるという。1個約500~1千円で、「ボナペティ・パン工房ボーヌ」で販売している。問い合わせは同社(018・866・3583)へ。

アレルギー対応の物も

 大潟村の株式会社「大潟村あきたこまち生産者協会」は、食物アレルギーの人でも食べられる非常食を14年から販売している。1日の製造量が計7千食にのぼる人気商品だ。

 カレーピラフ、昆布がゆ、野菜スープなど、ごはん、おかゆ、スープを各3種類ずつそろえる。

 いずれも小麦や卵、えびなど国がアレルギー表示の対象にしている27品目と、貝類を使っていない。付属の発熱材を使えば、ガスや電気を使わなくても温められる。やわらかく薄味で、子どもから高齢者まで食べられる。

 「非常時こそ、誰でも食べられる温かいものが必要だ」。震災当時、宮城県庁に勤めていた涌井徹社長の弟の意見を取り入れた。全国の自治体や企業などから注文があるという。

 賞味期限は5年。水、主食、ス…

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