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 元同僚の女性の首を絞めて殺害しようとしたとして殺人未遂の罪に問われた住所不定、無職の梅津哲郎被告(48)の裁判員裁判の初公判が12日、長野地裁であり、梅津被告は起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、この女性の誕生日が、梅津被告が1990年に神奈川県内で別の女性を殺害したのと同じ日で、「梅津被告は、女性が生まれ変わりだと思いこみ、交際を申し込んだが断られたため、同じ日に女性を殺害し、自分も死のうと考えた」と犯行動機を指摘した。

 起訴状などによると、梅津容疑者は昨年6月9日午後6時50分ごろ、飯綱町内の路上で、20代の知人女性の首を背後から左腕で絞め、殺害しようとしたとされる。女性の顔が変色するのを見て犯行を中断したという。

 検察側は、被害女性の「事件後、誰かが背後に立つたびに恐怖を感じるようになった」「いつか再び私の元へ現れ、今度こそ本当に殺されてしまうのではないかと思う。大切な誕生日をこのような恐ろしい思い出に塗り替えた被告に怒りを感じる」という供述調書も読み上げた。

 梅津被告は1990年の事件では殺人などの罪で懲役12年の判決を受け、服役したという。(大野択生)