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しまっていこー 久留米商

 二塁手の先発は1年生の鳥巣淳経だった。投手を除く野手では唯一、2年生が後れを取った。福岡、山口両県の市立校を中心とした都市立大会が10日開かれ、久留米商(福岡)は1回戦で北九州市立と対戦。昨秋は背番号4をつけた2年生の田村一輝も、今季初戦はベンチスタートとなった。

 「出たかったですけど、自分は冬の体力トレーニングをしていない。だから一番下なんです」と田村。昨年末に両足を疲労骨折し、1カ月半ほど仲間と同じ練習をこなせなかった。

 とはいえ、座ったまま上半身だけで素振りをするなど出来るだけの努力はしてきた。八回、代打で起用されると、左前安打。成果を出した。「振り切ることだけを大事にしました」

 一方で離脱中に体重が3キロ増。「前は『足は速いキャラ』だったと思うんですが……」。重くなった分、スピードが鈍った気がする。だからか、安打後は直ちに代走を送られた。

 試合は終盤まで好機を作れず、1―6で敗れた。練習試合となった午後は、1番で先発して一、二回に連続安打。ボール球を見極め、好球には手を出す良い習慣は体が覚えている。

 2試合を終え、打撃練習が始まった。それもすぐに八谷賢一監督に打ち切られ、インターバル走に切り替わった。負けを悔やむ覇気が足りないと監督の目に映り、活を入れられた格好だ。敗戦はともかく、こうしたメンタルの部分は譲れないということだろう。

 田村も「流れに乗ったときはいいけれど、今日のような試合展開になるとシュンとなってしまう」と、チームの課題を口にした。間もなく4月。チーム作りは一気に加速し、最後の夏は瞬く間にやって来る。(隈部康弘)

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