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 平昌パラリンピックでは、ロボットをあちこちで見かける。

 メインプレスセンターではお掃除ロボットが動き回り、飲み物を運んでくれるロボットもいる。アイスホッケーの会場入り口にいたのはガイドロボット。英語、日本語、中国語に対応し、競技日程や観光情報を教えてくれた。公式ショップには魚のロボット。水槽の中で口をパクパクさせながらなめらかに動く。

 平昌大会は情報通信技術の活用をうたう。高速データ通信を可能とする第5世代の移動通信システムの実証実験が行われ、空港や会場の最寄り駅にはVR(仮想現実)で競技を体験するコーナーも設けられている。韓国の技術を世界に紹介する場と捉えているという。

 ただ、障害のある選手や観客の助けになるようなロボットは見かけなかった。席がわからず戸惑う人や、移動のサポートを求める人に力を貸してくれたら――。

 2年後の東京大会は「史上最もイノベーティブ(革新的)な大会」を掲げる。最先端技術が、おもてなしだけでなく、共生社会につながる活躍をしてほしいと思う。(西村奈緒美)