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 関西・四国の3地銀を傘下に持つトモニホールディングス(HD、高松市)は12日、2019年秋をめどに、徳島銀行(徳島市)と大正銀行(大阪市)の合併をめざすと発表した。本店の運営などにかかるコストを減らし、成長が見込める関西で営業を強化する。

 合併に向けた準備委員会を立ち上げ、本店所在地や合併後の銀行の名称などを今後決める。合併後は、中小企業との取引に強い徳島銀の人員を、企業数の多い大阪に手厚く配置するなどして事業拡大を図る。トモニHDの遠山誠司社長は「それぞれの特性を生かせば、他行にも勝てると思う」と話した。同じHD傘下の香川銀行(高松市)を加えるかどうかについても検討していく。

 トモニHDは10年、第二地銀の徳島銀と香川銀が経営統合して誕生した。16年には三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下だった大正銀も加わった。昨年9月時点の総資産は、徳島銀が1兆6204億円で、大正銀が4916億円。

 日銀のマイナス金利政策などで利ざやが稼げなくなり、地方銀行をとりまく環境は厳しさを増す。関西では近畿大阪銀行(大阪市)と関西アーバン銀行(同)、みなと銀行(神戸市)が4月に経営統合し、「関西みらいフィナンシャルグループ」ができる。新潟県でも第四銀行(新潟市)と北越銀行(長岡市)が経営統合を決めるなど再編が進む。(伊藤弘毅、中島嘉克)

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