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 活発な火山活動が続く宮崎・鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(1421メートル)で、火口の北西側に流れ出ている溶岩の高さが約20メートルであるとする解析結果を、熊本大や東京大などのチームがまとめた。火口にたまった溶岩の体積は、東京ドーム12杯分にあたる約1500万立方メートルと推計した。

 宮縁育夫(みやぶちやすお)・熊本大准教授(火山地質学)が9日午後に本社ヘリから撮影した火口周辺の写真数百枚を、民間測量会社「アジア航測」(東京)の技術で精密に解析。20センチ四方ごとに火口の縁や溶岩などの標高を推定し、2011年の噴火後にレーザーで計測した火口の標高と比べた。

 その結果、北西側の火口の縁からせり出している溶岩の高さは最大20メートル程度だった。火口を埋めるパンケーキ状の溶岩の厚さは火口中央部で最大60メートルに達し、一連の噴火で新たにたまった溶岩の体積は約1500万立方メートルになるという。アジア航測の佐々木寿さんによると、11年の噴火で火口にたまった溶岩とほぼ同じ体積だという。(小林舞子)