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 熊野三山の霊場案内に使われた二つの絵図「那智参詣(さんけい)曼荼羅(まんだら)・熊野観心十界曼荼羅」(新宮市の正覚寺所蔵)が県指定文化財に選ばれた。聖地熊野のイメージを民衆に広げて参詣者を呼び込む役割を果たし、熊野信仰の発信に役立ったことが評価された。

 県教委によると、制作期は、いずれの絵図も江戸中期から後期。作者は不明で、町絵師が描いたと推定される。熊野三山協議会幹事の山本殖生・国際熊野学会代表は「著名ではないセミプロ的な人物によって庶民向けに描かれた消耗品。大量生産されていたと考えられる」と話す。

 大量生産されたのは、熊野信仰を全国に普及させる目的があったためとみられる。絵によって多くのお金が集まり、三山の参詣道や建物の修復に使われたという。県教委によると、二つの曼荼羅は密接な関係があったと想定されるが、セットで残っているのは県内では珍しいという。

 那智参詣曼荼羅には、那智大社…

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