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 新幹線掛川駅が開業して30周年となる13日、掛川市役所で地元の約150人が出席して記念式典が開かれた。当時の市長で誘致を進めた榛村純一氏が7日に死去したことから、故人の冥福を祈った。駅南口に埋めたタイムカプセルが開封された。

 駅建設には市民らの寄付30億円が使われたが、募集の先頭に立ったのが榛村氏で、この日の式典で講演する予定だった。あいさつした松井三郎市長は、7日朝に完成した同氏のレジュメを配布。「最後に『積小為大(せきしょういだい)』という二宮尊徳の言葉があります。小事の積み重ねが駅開業という大事になったと伝えたかったのでしょう」と述べた。

 タイムカプセルは金属製の筒で中央小6年生の作文や当時の新聞、ビデオ、区画整理の資料などが入っていた。作文を書いた松浦俊介さん(42)が「大人になったら大都市になるかもしれません」と読み上げると大きな歓声も。出席者らは「南口は何もなかったので大都市になった」と談笑していた。50年後に開封されるカプセルもあるという。(長谷川智)