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 4月1日に民営化される大阪市営地下鉄。そのシンボルマークとして、1933年の開業当初から85年間にわたって使われてきた「マルコマーク」が消えつつある。親しまれたマークの引退を惜しむ声が、ファンの間で上がっている。

 「マルコマークが消える前にもう一回だけ大阪に行きたい」「ああ…マルコマーク…」。いま、ツイッターにこんな書き込みが相次いでいる。各地で撮影されたマークの写真の投稿は、地下鉄ファンの間で「マルコ集め」と呼ばれている。

 大阪市交通局によると、マークに正式名称はない。形から「マルコマーク」と呼ばれてきた。「○(マル)」は大阪市の頭文字「O(オー)」とトンネルの形を、「コ」は高速鉄道の「コ」の字を表す。○の外にはみ出した線は、郊外に路線が延びていく将来像を意味するという。全8路線123駅と全車両で看板などに使われてきた。

 デザインしたのは、京都大学の時計台や京都市役所の本庁舎を設計し、「関西近代建築の父」と呼ばれた京都大学建築学科初代教授の武田五一氏(1872~1938)。武田氏の作品に詳しい京都工芸繊維大の中川理教授は「非常に単純な幾何学的なものを組み合わせたマークだ。地下鉄ができたのは大阪市が都市建設を頑張っていた時代。近代化の象徴という意味を込めたデザインだったのだろう」と思いを巡らす。

 4月の民営化で地下鉄事業は大…

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