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 気象庁の火山噴火予知連絡会は13日、宮崎・鹿児島県境にある霧島連山・新燃(しんもえ)岳(1421メートル)の火山活動について見解をまとめた。当面は爆発的な噴火活動が継続し、大きな噴石の飛散などが起きる可能性があるものの、火砕流が居住地域に届く可能性は低いとの見通しを示した。

 予知連によると、溶岩の噴出は9日ごろには停止したとみられ、その量は約1400万立方メートルと推定。同日以降は爆発的噴火が活発になり、大きな噴石の飛散が火口から約2キロまで観測された。火山ガスによる圧力が高まっているとみられ、2011年2月以降の活動に似ているという。

 一方、予知連の石原和弘会長は「蓄積された溶岩はすでに出た。当面は火砕流は起きにくく、起きたとしても規制範囲を超えて居住地域に届くことはないだろう」と語った。同庁の斎藤誠火山課長は、現在4キロに設定されている警戒範囲について「狭めることも含めて検討したい」と話した。