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 関西電力は13日、大飯原発3号機(福井県おおい町、出力118万キロワット)の原子炉を14日夕に起動し、再稼働すると発表した。2013年9月に定期検査で止め、国の新たな規制基準への対応を進めていた。運転中の原発は、関電の高浜3、4号機(同高浜町)と九州電力の川内(せんだい)2号機(鹿児島県薩摩川内市)の3基で、大飯3号機が加わる。

 関電は13日、大飯3号機の原子炉内の核分裂反応を抑える制御棒が正常に動くかを確かめ、再稼働前の最後の検査を終えた。14日午後5時ごろ再稼働し、16日ごろに送電を始め、4月上旬に営業運転に入る予定だ。

 関電は大飯4号機も5月半ばに再稼働する。大飯の2基が動けば、代わりに運転している火力発電の燃料代が月90億円減るとし、これを元手に電気料金を値下げする方針だ。

 大飯3号機は東京電力福島第一原発事故後の12年7月、電力不足による混乱を避けるため、いったん再稼働した。その後、新規制基準を満たす耐震補強などの安全対策をし、今年1月に再稼働する予定だった。しかし、原発の配管などに検査データ改ざん問題が発覚した神戸製鋼所グループの製品を使っており、安全性の確認のため、再稼働がずれこんでいた。

 新規制基準の下での再稼働は、関電の3基のほか、九電の川内1(定期検査中)、2号機、四国電力伊方3号機(愛媛県伊方町、定期検査中)で、3月下旬には九電玄海3号機(佐賀県玄海町)、5月には同4号機が再稼働する見通しだ。(笠井哲也)