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 国内に推定で1万人程度の患者がいる難病の多発性硬化症。手足のしびれや視力低下を引き起こし、再発を繰り返すことが多い。再発や進行を抑えることが治療のカギとなる。近年、再発を防ぐ薬の種類が増えて患者の選択肢が広がっているが、重い副作用にも注意が必要だ。

 大阪府に住む森山華子さん(40)は2009年、重いめまいなどを訴え、大学病院で多発性硬化症と診断された。腕や足のしびれ、感覚のまひなどが続き、入退院を繰り返した。11年に国内で未承認の薬の治験が始まると知り、参加した。

 グラチラマー酢酸塩という薬で、使うと症状が軽くなった。森山さんは治療を続けながら妊娠し、17年に男児を出産した。「薬をやめて妊娠するのは再発の不安があった。妊娠中も続けられる薬があってありがたかった」と喜ぶ。

 この薬は海外では1990年代から使われていた。国内では厚生労働省が10年に「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬」として製薬会社に開発を求め、15年に承認された。原則1日1回、自分で注射する。長期的に副作用が少なく、妊娠中の胎児への影響も少ないとされる。

 多発性硬化症は神経細胞の髄鞘…

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