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 フランスを訪問中の菅直人元首相(立憲民主党)が13日、仏国民議会(下院)内で記者会見し、「東京電力福島第一原発の事故原因のひとつは、人間の判断の間違いだ。同じことがフランスでも起きる可能性がある」とし、同国も脱原発の道を選ぶよう呼びかけた。事故や廃炉の費用を考えれば「太陽光など再生可能エネルギーの方が安く、クリーンで、エネルギーの自給にもなる」とも強調した。

 フランスは電力の7割以上を原子力でまかなう「原発大国」。菅氏は市民団体の招きで訪仏し、脱原発の法案づくりを検討している野党議員らと交流、会見に臨んだ。

 菅氏は、首相として原発事故での危機管理にあたった経験を紹介し、「大事故は起きないと思っていたが、間違いだった。日本でも世界でも原発をなくすのが私の使命と考えるようになった」と説明した。

 立憲民主党は「原発ゼロ基本法案」を衆院に提出しており、「2019年の参院選は『原発ゼロ』を最大の争点として戦い、(エネルギー)政策の転換につなげたい」とした。(パリ=青田秀樹)

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