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 震災の傷から自分を救ってくれたのは友達だった。だから、大切にしてほしい。自宅が全壊した宮城県石巻市立桜坂高2年の武山ひかるさん(17)=東松島市=は、地元の若者でつくる語り部グループで体験を同世代の子たちに伝えている。亡くなった同い年の子に「さよなら」が言えなかった。その悔いも、活動を支える。

 「暮らした仮設住宅のつらさは、壁が薄いこと。隣の部屋のテレビが聞こえるし、春先は寒い」「がれきの残るまちを歩いて、避難所から学校に通った」

 11日に東松島市であった、震災当時の出来事を語るシンポジウム。武山さんは教員志望の大学生や地元住民ら約130人に7年前の体験を話し、「もし災害に遭遇したら、何をしたらいいのか。自分の語りを少しでも思い出してほしい」と呼びかけた。

 2011年3月11日、海から2キロ弱の自宅は全壊。避難所を転々とする生活が始まった。大人たちは雑魚寝し、押し黙っている。話ができる知り合いはいない。動きたくとも遊べない。「これは、何?」。起きている事態が全くのみ込めず、心が真っ白だった。

 翌月に小学校が再開されると、…

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