[PR]

 建設資材に含まれたアスベスト(石綿)を吸い、肺がんなどになったとして、首都圏の元建設労働者ら354人が国と建材メーカー42社に総額約120億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が14日、東京高裁であった。大段亨裁判長は国のみに約10億6千万円の支払いを命じた一審・東京地裁判決を変更。「一人親方」などの個人事業主に対する国の賠償責任も認め、約22億8千万円の賠償を命じた。メーカーへの請求は一審同様、棄却した。

 全国6地裁で7件が提訴された一連の建設アスベスト訴訟で、控訴審判決は2件目。原告弁護団によると、個人事業主に対する国の責任を認めた判決は初めてという。